俺達を誰だと思っていやがる

今回の言いたいことは、ただ一つ。
単刀直入に超個人的な意見で書かせて頂ければ、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破が、べらぼうに面白かったという事。
今までの、ほの暗い水の底のような、梅雨時のあのじめっとした感覚のエヴァがそこにはなかった、ように僕は思う。
(※以下ネタバレが多々ございますのでご注意、まだ見てないお方は是非劇場にまで足をお運び下さい)



とりあえず、綾波レイが人間味爆発。
あれは、一人の乙女です。
シンジとゲンドウの仲を良くする為に、サプライズお食事会を計画、その為のお料理を練習するという真宮寺さくらもびっくりな乙女っぷり。
開催理由は本人いわく、「碇君のそばにいたら、ポカポカする…だから指令にも、碇君にもポカポカして欲しい」だそうです。
日にちが近づくにつれ、不慣れなお料理のせいで手に絆創膏が増えていくレイを見たら、なんだか涙が。
「赤木博士に巻いてもらったの(絆創膏を)」という言葉に、涙が。
いいんだ、それでいいと俺は思う。
で、話しは飛んで、今回参号機に搭乗するのはアスカです。
参号機、前回はトウジが搭乗し、すでに使徒に侵食されていた黒色の。
と、いうことは。
そうです、アスカの搭乗する参号機は、ダミープラグ初号機にフルボッコの挙句、使徒のくっついたエントリープラグをお口でガブリチュ、血ブッシュー。
アスカさんがお亡くなり?になりました、というよりは使徒に分解されました??
でも次回予告にどっかの宇宙海賊みたいな眼帯つけて一瞬出てたので、大丈夫です。
もぉこの3号機に搭乗する前のミサトさんとアスカの会話が死亡フラグ80万本ぐらい立ち並ぶ内容でした、あれで何もなければ嘘です、「私はずっと一人でいい、一人でなんでもできると思ってた、でもねミサト、最近誰かといるのも悪くないかなって思えてきたのよ」的なセリフだったような、これは無事で済むわけがなし。
その後、ダミープラグの使用によるアスカの死にキレまくるシンジは、ネルフを出て行きます、シンジが引き取り手の元に帰る電車に乗っている最中、デザイン一新の使徒ゼルエルが可憐に登場。
ここからラストまで、お祭り騒ぎ、ノリはまるで天元突破グレンラガン、いわゆる熱血です。
使徒お得意の、目から怪光線で18?24?枚の装甲板をたった一発で貫通するほどの、超強行型の使徒ゼルエル
迎えるは、新キャラのマリが搭乗するエヴァ弐号機(ちなみに、マリはアスカよりもイケイケな戦闘スタイルのキャラ)。
使徒兵器による一斉遠距離射撃、零距離砲撃を試みるも、全て通らず。
こりゃかなわんとマリが決意、裏コード「ザ ビースト」なるシステムを起動、リミッターを解かれた弐号機はムキムキに。
ヒトを捨てた野生むき出しのよくうごく、かっこいい攻撃も、ゼルエルには届かず、あえなくボコボコ。
その時、エヴァ零号機がドでかいミサイルを引っさげて登場、すぐさまゼルエルに向かって猛ダッシュ、チェンジLMX!耐磨耗性3倍です。
プラグ内には、シンジが愛用のウォークマンを横に置き(シンジが出て行く時にネルフのゴミ箱に捨てたのをレイが拾っていた、泣ける)、TV版同様の自爆作戦を計画。
レイ「碇君が…もう戦わなくて済むように!」(だったような)
脳みそ丸出しボロボロの弐号機も、ATフィールドの中和に参戦、というよりも口でATフィールドを無理やり引きちぎっての懸命なお手伝い。
マリの頑張りでATフィールド消滅、ゼルエルの核に直接超ど級ミサイルを突っ込む零号機、大爆発、が、惜しくもTV版と同じく核は寸前で防がれており、ゼルエルはノーダメージ。
焼け焦げたエヴァ零号機、で、ゼルエルがそれを捕食。
捕食後、零号機及びパイロットのレイと融合を果たしたゼルエル、顔はゼルエルのまま、体は女性(レイ?)の体に変化、きもい。
その時、シンジはショルターにいた、目の前にはさっき吹っ飛んで来た弐号機の頭があった。
マリ「いじけてたってなんもいいことないよ?」的な会話をしつつ、エヴァに乗らないならさっさと逃げろとシンジを弐号機で手に取り外へ出す。
がしかし、零号機が、レイが、捕食される瞬間を見たシンジ。
次の瞬間には、もう走り出していた。
加持さんの育ている、今はすっかり焼け焦げてしまったスイカ畑を走り抜け、初号機と父のいる場所へとたどり着く。
男は叫ぶ「乗せて下さい…僕は初号機のパイロット、碇シンジです!」



(※長い…文が長い…なので次回書きます)