さて、ではっ

boredoms2015-03-22

幕が上がる、その前に。彼女たちのひと夏の挑戦
を、見て来ました!
映画、幕が上がるのドキュメント映像です、ももクロ好きなモノノフさんなら絶対楽しめる内容でした。なんというか、ももクロももクロにあまり関係のない人に褒めらてる映像とか文章を見ると、涙腺が緩む現象はなんなのでしょうか。もう歳なのかな、カンパネルラ。カンパネルラ!
ということで、本日の画像は西宮OSに飾られていた、百田夏菜子さんのサインです、多分。


獣王伝 雷血(前回の続きより)

「僕の名は、英 大地(はなぶさ だいち)だ、2度は言わない、迅速に的確に、それでいて丁寧に覚えたまへ!」
とりあえず、俺たちは戌がいるという空き地に向かっている途中だ。
その道すがら、突然見知らぬ青年が俺たち一行の道を塞ぎ、そう言った。
「お、おぬしは!」
ルイチはバッとその青年を指差し、驚きの声をあげる。
実は内心、俺も驚きを隠せない。見た目は俺と同じくらいの歳に見え、黒ぶちのメガネをかけており、男にしては少し長めの髪は軽くオールバックに流している。そして股間には一輪の花。服は、着ていない。
(ルイチ……)
(……うむ)
(警察に電話だ、その間、俺が話しを繋げておく)
(承知)
耳打ちをしていると、英 大地という変態が口をひらく。
「そこの肥溜めから生まれたような哀れな青年よ、道すがら、怪しい奴を見なかったか?」
「おま……!」
「テメーだろうがよっ!」
俺よりも早くツッコミが入る。
声は後方から聞こえた、振り返る。
セーラー服を来た少女だ、手には木刀を持ち、その切先は変態青年へと向いている。
「どーみてもテメーが一番怪しいだろうがよぉ」
スカートがやたら長い、長すぎて完全に引きずっている。ウエディングドレス並みに引きずっている。長すぎる、これがスケバンというやつか。恐ろしい。
(君も十分、怪しいのだが)
「お!? テッメなっジッジッみってだっおお?!(お伺いしますが、あなたはなぜ私を注意深く見ているのでしょうか、なにか問題がありますか?)」
「あ、いえ大丈夫です」
「ぺっ! なっパンピーははっよっけダボ(そうですか、ならば、一般人は端によけておいてください、極めて愚かな者)」
舌をまくし立てまくっているのでほぼ何を言っているかは不明だが、なんとなく端によけることにした。
「えーカツ丼みっつと、あとは〜」
(お前は一体どこに電話をしているんだルイチッ!!!)
これは、えらいことになってきた。


(続く)