ザ ダイヤモンドダスト リベリオン〜in京都〜

boredoms2008-11-24

ちりちりと手がかじかむようになり、今年最後の季節がやってきた。
先日、すっかり空気が澄んで高くなった空をTVアニメ「Air」の事を想いながら見上げた瞬間に、本当に絶妙なタイミングで一羽のカラスが鳴いた。
どうやら僕の人生も終わりのようです、実に気持ちが悪いですね、それでもあの歌を忘れない。
ということで、今回は先日京都の永観堂にて、みかえり菩薩さんに逢いに行った、ごく私的な日記です。
みかえり菩薩さんとはほんとに逢いたかったのでワクワクでした、男三匹京都旅です、ゾッとします。
とはいえ、こんな古めかしい僕の提案についてきてくれる糞野郎どもに感謝です、で、でもそんなに思ってないんだからね!(いっこもいらんツンデレ)
ですが京都のバスの中、そんな糞野郎どもの一人がブリーチの映画の話しをしたことにより、僕はその後の2、3日はずっとデーモン小暮閣下のような形相で過ごすことになるわけです。
彼は言う、「あのな、ブリーチの映画見た?俺はあんまり面白くなかったな、あのダイヤモンドダストリベンジ」
え??リベ…
僕は言う、「いやあれやろ?ザダイヤモンドダストリベリオンやろ?リベリオンやん」
彼は咆哮する、「ちゃうちゃう!!リベンジ!内容もリベンジやったし!だいたいなんやリベリオンって!?リベンジや!ガオォーー!」
まったくネタで言っている気配はなく、彼は大マジに京都の鴨川付近で僕に向かって咆哮を放った、僕は身動き一つ取れず、その会話から気配を消した。
……処刑せよ。
昨日ようやく謝罪会見を開いてもらい彼は間違いを認めてくれた、名誉「挽回!」ですね、いりませんねこんなんね。
その彼に礼を言おう、ありがとう根菜にそっくりなマッサージ屋さん、こうやってブログに書くネタができたよ、ありがとう里芋の煮付け。
で、なんやかんやで永観堂に到着、お腹がすきすぎて手が震えてきたので永観堂前の蕎麦屋へ。
にしんそばがとても美味でした。
そしてついに永観堂へ、みかえり菩薩さんを見るまでかなり色々見てまわりとっても上機嫌、中庭に日本の心を見た、チクビビームを出している器のでかい仏画に心踊った、とてもご満悦でした。
でもその間に4、5回は虫の襲撃に涙を呑みました、山やから虫の気配がそちらこちらに。
ちなみに僕は、尼崎のナウシカの異名を欲しいままにするほど虫が寄ってきます、ただナウシカと違う点は僕が大の虫嫌いということ、「あっちへおいき」あんて悠長な事が言えるほど僕は人間できてないもんで、尊厳も、人の目も、いわゆる人間らしさを全て捨て去り、一つの生物になりその場を必死で逃げます、それが僕です、蒼き衣は纏えそうにない。
そして、ついにみかえり菩薩さまとご対面。
思っていたよりずいぶんと小さな体で、後ろにいるもの者たちにも気を配っているお姿でした、ものすごいいい人でした、ライテックスでした。
みかえり菩薩さんの横に置いてある説明書きの異様なテンションの高さに一笑いし、その後はかなりの時間みかえり菩薩さんとの対話、実に有意義な時間でした。
あのみかえり菩薩さんの優しさは、あの仏像を掘り出した仏師 永観の優しさに直結しているわけで、仏像が好きでも仏教に興味がないので仏教がどんな教えを説いているのか知りませんが、教えとか説法とか以前に、あのような小さな優しさは必要なものであるのだなぁと生意気に想っていた次第でございます、優しい想いを後世に伝えようとした永観は極めて美しい。
第三回 仏像ご対面ツアーも大満足、あとの二人は満足したのかは知りません、知らんしそんなん。
いやいけません、他の人の気持ちも気配りする優しさが必要だったのですね、そうです。
でも、知りません。
きっと満足してるやろ、アホばっかりやし、次は京都の三十三間堂の千体の千手観音ご対面ツアーを構想中、すごく楽しみ。
とりあえず、今日の日はさよなら。
さぁみんなで!卍解!!