BE TOP

boredoms2006-12-27

生後から、二十二回目のクリスマスを迎えて約48時間が経ちました。
聖夜ムードで浮き足立つ街は、僕の瞳には魔都にしか見えませんでした。
思えば、23日からが僕にはクリトリス、あ、違う、クリスマスでした。
というか、23日こそが今年の僕にとってのクリトリスでした、違う、クリトリスでした、違う、オリゲルドでした、違う、これガラスの仮面の第一王女やった。
23日の魔都に予定もない、彼女もいない、車もほとんど走ってねぇな惨めな無頼漢三人でカラオケに行きました。
これはほんとに強がりでもなんでもなく、最高でした、至極の三時間でした。
三人の中の、かなりデブな無頼漢の一人に、今年間違いなく一番の「笑い」をいただきました。
背中が痛くて痛くて仕方ないぐらいゲラゲラ笑いました、いや、ゲラゲラどころの騒ぎではないぐらい笑いました。
なぜか。
それは、ひどく太いその無頼漢は、ダッシュ四駆郎OPテーマ「BE TOP」を歌いました。
これはかなり激しい歌なんです。
ただひたすらにロックでした。
割れる声。
飛び散る汗。
揺れる身体。
飛び散る腹。
ダッシュ四駆郎の登場人物である「パンクロー」というキャラの名を彼に呼びかけたが最後、過剰に飛び跳ねる巨体の人、直後声なく笑い転がりまわる私たち。
あの瞬間、間違いなく尼崎で一番おもしろい人は彼でした。
翌朝、目が覚めてサンタさんがくれた今年のプレゼントに気づく。
それは、笑いすぎた背中の筋肉痛でした。