音の向こうは、不思議な国でした

boredoms2006-11-05

今日、夜六時ごろ、近所のコンビニにてフライドチキンを餓鬼のように食らう友達の横でナポリタンサンドという奇妙な調理パンを食べていた時のこと。
遠くの方から音が聞こえる、音楽が聞こえる、女性の歌声でバンドみたいな感じだった、どこかで何かのライブだと思った。
その音楽は車からもれる音楽なんてものではなく、これは大げさでもなんでもなく僕の住む尼崎市武庫地域に響きわたっていた。
直後、精神年齢八歳の僕たちは必然的にその音楽の発信源を探しに行く、チャリで。
近くに武庫川という堤防がある、その近くに報徳高校がある、最初はそこら辺から聞こえるのだろうと思っていた。
でも違う、声はまだ遠くに聞こえる。
隣町の西宮までチャリをとばす、でもまだ遠い。
立っている位置によって音楽が聞こえてくる方向が二転三転、キツネにつままれているような感覚に陥りアホ丸出しの顔で西宮を徘徊、迷子寸前、探偵ナイトスクープみたいでテンション上昇。
でもえらいもんで音楽が聞こえる方向にだんだん近づいてくる、すると尿性癖のある友達が「仁川駅らへんかも」という案を提案したのでチャリをとばす、でもここも違う。
しかし、ここでストーカー癖がある友達が「関西学院大学かも」との案を出す、チャリをとばす。
だが、ここにきて音楽が聞こえなくなった、一番恐れていた事、ライブらしき音楽だったので「終わり」がきたのです。
それでもチャリをとばす、でもさすがに諦めかけた、その時。
音の向こうは、不思議な国でした。
大学生と思わしき若い男女が、歩道にヌーの大移動並みにいっぱいの人々が歩いている光景が飛び込んでくる。
人々の歩いている逆の方向にチャリをとばす、そして気付く、僕たちはキツネに勝ったのだと。
キツネの正体、それは関西学院大学学園祭「新月祭2006」後夜祭YUIライブ'06だった。
ついに発信源を発見したのです、今年一番の大手柄でした。
もぉ人間の数がめちゃくちゃ多かった、パソコンで調べたら約一万人の観客やったらしい、納得。
まったくYUIの曲は知りませんがファンになりました、今度聴こ。
まったく知らんけどYUIさん、感動をありがとう。