尼崎激震！夢があるか、おまえに！

あの瞬間、確かに尼崎は揺れた、とても大きく、激しく。
実際は俺が揺れただけかもしれない、でも、確かに尼崎は揺れた、とても大きく、激しく。
あの瞬間。
それはどんな瞬間か。
それはこんな瞬間、オトンに真っ剣な顔で「おまえ、そろそろ就職探せよ」って。
尼崎激震。
これは「事」です。
ゲームやったら間違いなく、一分強の挿入ムービーが入るほどのイベントパートです。
多分その後はボスです、ラスボスの側近クラスのボスです、仮面ライダーBLACKで例えるならシャドームーンです、だいぶボスです。
そんな事より仮面ライダーBLACKの最終回は名作です。
「バトルホッパーが泣いている！」は名台詞です。
そして、あのバトルホッパーが初めて喋るのです、シャドームーンにズッサー斬られた後に「あ…ありが…とう…ブラック」って変声機みたいな声で。
尼崎激震、いや、南光太郎激震。
南光太郎のこのあとのセリフは、重低音でひたすら「バトルホッパー！…バトルホッパー！……バトルホッパー！」でした。
んで最後、なんかタコのできそこないみたいなラスボスを死にかけのシャドームーンが持ってたサタンソードを横取りしてタコみたいなんに刺して一件落着です。
あ…聞こえる…仮面ライダーBLACKエンディングテーマ、LONG LONG AGO,20TH CENTURYが…
♪「緑なす大地　四季折々の花　白い砂浜と可憐な桜貝…」
あ…ありが…とう…バ…トル…ホッパー。